手作り石鹸ブログ「徒然草」にようこそ。 徒然草は自然派通販サイト「ハース」の手作り石鹸専用のブログです。
![]() ![]() ●Base Oil 1.椿油 2.ヘンプオイル 3.ホワイトパームオイル 4.パームカーネルオイル 5.ヘンプシードバター 6.キャスターオイル ●Option 1.麻の実スクラブ ●Essentiel Oil 1.ベンゾイン 2.オレンジスイート ヘンプオイルを使った石鹸の2作品目です。伊豆利島産の椿油をベースにヘンプオイルを64g、ヘンプシードバターを45g加え、精油には甘いバニラの香りがする安息香ベンゾイン、そして甘酸っぱいオレンジの香りをプラスさせました。 椿油はトレースが出るの早いですね。ほんの20分以内で仕上がってしまうんです。こう早いとエッセンシャルオイルを入れるタイミングにも気を使ってしまいます。ほんの10分ちょっとかき混ぜている間にも淡い後引き線が現れ始め1秒以内に消えてしまいます。このタイミングでエッセンシャルオイルを入れかき混ぜるとトロリ感が徐々に増してくる。 ![]() このマーブル模様って、かき混ぜすぎは厳禁なんですね。模様がまばらになってしまいますから。でも私の場合、ついついかき混ぜすぎてしまうんです。悪い癖ですね。 ![]() ![]() ヘンプのような特殊な効能のオイルは目一杯効能を効かせたいんですが、多く入れすぎると乾燥中にも酸化臭が漂ってくる事があるので、ヘンプを始め酸化速度が異様に速いオイルって、使用量に結構神経を使ってしまいます。 ![]() ヘンプオイルに20%ほど含まれるリノレン酸の酸化速度は、酸化安定性の高いオレイン酸に比べ15~25倍とされ、最近では77倍という報告さえあります。それにヘンプの主成分でもあるリノール酸は57%も含まれ、これもオレイン酸に比べ酸化速度が10倍、もしくは27倍とさえ言われています。残念ながらこれでは配分量は少なめに制限するしかありません。 ![]() で、石鹸に配合させる割合なんですが、これはやっぱり10%以内に抑えたほうが無難ですね。もしくは、オイルの全総量に15g配合し苛性ソーダを2g足してタネを仕込むという方法もあります。また酸化を遅らせるため酸化安定性の良いオイルとの掛け合わせ方によっても酸化進行を遅らせることも可能ではないでしょうか。どちらにしろ使いすぎに注意する必要がありそうです。 『手作り石鹸のハース』 ハースの手作り石鹸は、天然植物性オイルと、丹沢の名水「護摩屋敷の湧水」を使用した苛性ソーダ水をベースに、無添加天然素材だけを利用した保湿豊かな石鹸を作っています。これからも徐々に品数を増やしていく予定ですので、ぜひ見に来てくださいね。 FC2ブログランキングに参加中! チョコッと一押しご協力お願いします。 ![]() スポンサーサイト
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![]() ![]() ●Base Oil 1.椿油 2.ヘンプオイル 3.ホワイトパームオイル 4.パームカーネルオイル 5.ヘンプシードバター 6.キャスターオイル ●Option 1.ヘンプミルク 2.キャスターオイル ●Essentiel Oil 1.ベンゾイン 2.イランイラン ヘンプオイル、あまり聞きなれないオイルだと思います。しかし、日本では古来から生活必需品として使われてきた植物なんですね。その正体はズバリ大麻です。大麻と聞くと、麻薬の一種とお思いになられますが、そういう認識が植えつけられたのは戦後GHQが作った法律から始まった事です。遥か昔の縄文時代から大麻の繊維は麻縄や衣服、その実は食料にも利用されていたんです。麻のイメージを表した麻模様というのも皆さん一度は目にした事があるのではないでしょうか。 ![]() 化粧品や食料に利用されるヘンプオイルは向精神作用がほとんど無い産業用ヘンプです。もちろん日本では栽培が禁止されていますので、覚醒成分が含まれていない、実や繊維などを輸入し、それらの原料から油や布繊維などを採ります。 ![]() オイルの特徴はγ-リノレン酸が全オイル中一番多く(3%)含まれている点でしょう。γ-リノレン酸は乾燥肌、湿疹、炎症などの皮膚障害などの予防に効果がある成分で、タンパク質は大豆に匹敵し、大豆と違いアレルギーを起こしません。アトピー性皮膚炎にも効果があるとされ、食用やキャリアオイルとしても重宝されているオイルです。 そんなヘンプオイルを10%配合した石鹸を作ってみました。ベースオイルは伊豆利島産のヤブ椿油、パーム、パームカーネル、そして、保護膜を作ってくれるヘンプシードバターを加えました。さらに、ヘンプの実から搾ったヘンプミルクを護摩屋敷水と半々にブレンドした苛性ソーダ水を使用。 白くて柔らかい麻の実は、味がクルミに似ており、とてもあっさりしていいて、それからヘンプミルクを作る事ができます。作り方はいたって簡単、材料の麻の実ナッツと水を用意し、ナッツと水をミキサーで約10秒間、攪拌すます。鍋に移しかえ、水をさらに加え、40度以下の中火で加熱します。そして、鍋の底にくっつかないようにゆっくりかき混ぜ、こし器(または布)でミルクとおから(固形物)に分けて出来上がり。 ![]() 精油は、ミルクをイメージする香りを加えたく、かなり悩みましたが、ベンゾイン(安息香)とエキゾチックなイランイランを使用する事にしました。ベンゾインは20mほどに成長する熱帯の樹木で、硬い殻を持つ果実を実らせます。樹皮に三角形の切れ込みを入れ、そこから滲み出る樹液を固形化した樹脂が精油として使用されます。香りは甘いバニラに似た香りがします。乾燥肌に優れ、炎症の改善、ストレスを緩和し眠気を誘うやさしい芳香です。 ![]() 製作過程で苛性ソーダにヘンプミルクと護摩屋敷の水を半々に混ぜ合わせる際、アンモニア臭が漂ってきました。これは苛性ソーダが水分以外の成分と反応する事によって発生する臭いです。乾燥過程で臭いは消えてしまいますのでそんなに気にする事ではありません。解禁日は11月中旬です。 http://www.heart-and-earth.com/soap_top_page.html |
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